2012年 11月 06日
たまにはスチール 友の会 |
先月の8日 そして先日3日に行ったライブの為に9月から毎週のように
スタジオに入っていたが、それでも今楽器を弾くのが楽しくてしょうがない。
特に今またスティールギターブームが自分の中で起きている。私は弾く事も好きだが楽器はもっと好きな人間だ。とは言ってもスティールと言う楽器はそこいらの楽器屋に行き、エレキギターを見るように簡単ではない。だからこそそこにありがたさを感じてしまうのかも知れない。そしてスティールを弾く人とお話したり、知り合う事は情報交換やアドバイスがいただけるのでありがたい。
先月8日のライブでご一緒した鈴木和彦さんにお声をかけていただけたのもスティールギターのお陰である。私達からすればレジェンドハワイアンスティールギタープレーヤーの方とお電話で楽器の話、アンプの話、弦の話など聞けるのは私かたすれば最高な事なのだ。
さて久しぶりにスティールギターのお話。
10月頃から弦を張り替えたくてしょうがなかった。が、ライブが続くので我慢していた。ライブ前でも弦を張り替える人はいるが、私はライブ前に弦を絶対張り替えない。なのでスティールも同じだ。それはいろいろ訳があるが、痛い目にも合った事があるからだ。ま~その話は良いのだけど・・・。
今回張り替えるのは私が日頃レンダースでメインで弾いているスティールギターだ。これはこれまた大御所スティールギタープレーヤーに譲っていただいた物で1960年代のFender Deluxe8と言う楽器だ。8とつくのでもちろん8弦のスティールギターなのだが、8月頃から8弦7弦を外した。と言うのも腕不足(下手くそ)なのでどうしても我々の演奏する曲で7弦のB♭を鳴らしてしまう事があったので仕方なく外した。がしかし私が日頃聴いているハワイコールズのジュールスもバニーも8弦のスティールの音。山内雄喜さんのCDも8弦。ロンサムの田村さんも(ペダルの話ではなく)8弦。漣さんも(ペダルの話ではなく)8弦なのだ。
やっぱり8弦に戻そうと思った1番の決め手は先日お知り合いになった鈴木和彦さんの影響だろう。私は鈴木さんが演奏している時に下手から釘付けで演奏を見ていた。フェンダー8弦ストリングマスター。しかもトリプルネックを操る姿に憧れた。鈴木さんのライブが終わり、私は自分たちの出番で用意しなければならないのに、用意そっちのけで袖でスティール談義をさせていただいた。その時チューニングの話をした。C13 B11 E13と言うのがポイントでこれは私がハワイコールズを聴いて良かったと確信した。それを聴いてなければなんの事か直ぐには分からないからだ。
6弦スティールを弾く時、私は今C6チューニングが多い。そのC13と言うチューニングは8弦をCにして7弦をB♭にするチューニングの事。スティールを譲ってくれたライオンさんはこれをC76とも呼んでいる。それはもっと深いお話なので私はまだまだだが・・・。とにかくそのC13の響きを私はマスターしたいと考えている。
張り替えるならと言う事で購入してからバラした事がなかったのでやってみた。
ペグとホルダーを外したところ。
ここで分かる事はちゃんとクルーソンペグって事。
と言う事は大体1967~8年より前と言う事なのか?
ペグとホルダーを外すとそれはきれいなブロンドが出て来た。
これが色焼けしてないオリジナルカラー。
ついでにアッセンブリーも外してみた。
ここで分かる事はボリュームポットが交換されている事。
ポットデイトは1977年。なので1977年頃にリペアかな?
そしてピックアップが「グレーボビン」と呼ばれるグレーのファイバー紙なので
1964年以降と分かる。トーンポットのデイトは1966年となっていた。
そしてフェンダー社のJ.Fって人が組んだよ!って事かな?
これを私はプロから譲って頂いたのでアース対策がいろんなところにしてあった。
私の推測ですが、もしかしたら配線なども全て交換しているかも知れない。
へたするとピックアップもかな???
ただおせいじにもプロのリペアマンがやったとは思えない。
1960年代日本に渡り、1970~80年代にリペアされた楽器に多い。
今のようにリペアも簡単に引き受けてくれない時代と聞いている。
これで見るとシリアルは1960年代。
ちなみに山内雄喜さんのデラックス8は#×258だ!
さてようやく張り替えたところ。
分かりますでしょうか?8弦が極太な事が!
こちらからも!
さて今回張ってみたのは「SIT STRINGS BEC6TH」の組み合わせです。
これはペダルスティール用の弦です。
ちょっと太さをご紹介
1弦から017-014-018-022-024-030-036-042-054-068
このままだとノンペダルにははちゃめちゃなので
私は018-022-024-030-036-042-068だけ使い
1弦には私物の015物を使いました。
ペダル用なので少し使ってみないと分かりませんがこれ格安です(笑)
実はC13のチューニングにする時に何が大変かと言いますと8弦です。
068なんて言う弦はセットでも楽器屋ではほとんど手に入りません。
なのでバラ弦も無理でしょう。私が知っている店で東京で買えるのは
御茶ノ水にあるハワイアンが強い老舗です。がしかしそれはバラ弦です。
数ヶ月前にM弟君にお願いして高いの承知で買って来てもらったのですが、
なんと1本千円以上(汗)。ま~しょっちゅう張り替える物でもないので・・・。
何か良い弦がないかずっと探してましたところやっとこの弦を見つけました。
こちらは某通販専門楽器店S.Hです。清水英樹ではありません。
なんと10本セットで850円です。送料別だけど良いですよね。
それに1弦の015が160円ぐらいなのでありがたい感じです。
安いからでしょうか?ひどい印刷!昔のFAXレベルですよこれは(笑)
C13にチューニングして少し使ってみたいと思います。
こんなトーンが何時か出せたら・・・。
Barney Isaacs Jr
スタジオに入っていたが、それでも今楽器を弾くのが楽しくてしょうがない。
特に今またスティールギターブームが自分の中で起きている。私は弾く事も好きだが楽器はもっと好きな人間だ。とは言ってもスティールと言う楽器はそこいらの楽器屋に行き、エレキギターを見るように簡単ではない。だからこそそこにありがたさを感じてしまうのかも知れない。そしてスティールを弾く人とお話したり、知り合う事は情報交換やアドバイスがいただけるのでありがたい。
先月8日のライブでご一緒した鈴木和彦さんにお声をかけていただけたのもスティールギターのお陰である。私達からすればレジェンドハワイアンスティールギタープレーヤーの方とお電話で楽器の話、アンプの話、弦の話など聞けるのは私かたすれば最高な事なのだ。
さて久しぶりにスティールギターのお話。
10月頃から弦を張り替えたくてしょうがなかった。が、ライブが続くので我慢していた。ライブ前でも弦を張り替える人はいるが、私はライブ前に弦を絶対張り替えない。なのでスティールも同じだ。それはいろいろ訳があるが、痛い目にも合った事があるからだ。ま~その話は良いのだけど・・・。
今回張り替えるのは私が日頃レンダースでメインで弾いているスティールギターだ。これはこれまた大御所スティールギタープレーヤーに譲っていただいた物で1960年代のFender Deluxe8と言う楽器だ。8とつくのでもちろん8弦のスティールギターなのだが、8月頃から8弦7弦を外した。と言うのも腕不足(下手くそ)なのでどうしても我々の演奏する曲で7弦のB♭を鳴らしてしまう事があったので仕方なく外した。がしかし私が日頃聴いているハワイコールズのジュールスもバニーも8弦のスティールの音。山内雄喜さんのCDも8弦。ロンサムの田村さんも(ペダルの話ではなく)8弦。漣さんも(ペダルの話ではなく)8弦なのだ。
やっぱり8弦に戻そうと思った1番の決め手は先日お知り合いになった鈴木和彦さんの影響だろう。私は鈴木さんが演奏している時に下手から釘付けで演奏を見ていた。フェンダー8弦ストリングマスター。しかもトリプルネックを操る姿に憧れた。鈴木さんのライブが終わり、私は自分たちの出番で用意しなければならないのに、用意そっちのけで袖でスティール談義をさせていただいた。その時チューニングの話をした。C13 B11 E13と言うのがポイントでこれは私がハワイコールズを聴いて良かったと確信した。それを聴いてなければなんの事か直ぐには分からないからだ。
6弦スティールを弾く時、私は今C6チューニングが多い。そのC13と言うチューニングは8弦をCにして7弦をB♭にするチューニングの事。スティールを譲ってくれたライオンさんはこれをC76とも呼んでいる。それはもっと深いお話なので私はまだまだだが・・・。とにかくそのC13の響きを私はマスターしたいと考えている。
張り替えるならと言う事で購入してからバラした事がなかったのでやってみた。
ペグとホルダーを外したところ。
ここで分かる事はちゃんとクルーソンペグって事。
と言う事は大体1967~8年より前と言う事なのか?
ペグとホルダーを外すとそれはきれいなブロンドが出て来た。
これが色焼けしてないオリジナルカラー。
ついでにアッセンブリーも外してみた。
ここで分かる事はボリュームポットが交換されている事。
ポットデイトは1977年。なので1977年頃にリペアかな?
そしてピックアップが「グレーボビン」と呼ばれるグレーのファイバー紙なので
1964年以降と分かる。トーンポットのデイトは1966年となっていた。
そしてフェンダー社のJ.Fって人が組んだよ!って事かな?
これを私はプロから譲って頂いたのでアース対策がいろんなところにしてあった。
私の推測ですが、もしかしたら配線なども全て交換しているかも知れない。
へたするとピックアップもかな???
ただおせいじにもプロのリペアマンがやったとは思えない。
1960年代日本に渡り、1970~80年代にリペアされた楽器に多い。
今のようにリペアも簡単に引き受けてくれない時代と聞いている。
これで見るとシリアルは1960年代。
ちなみに山内雄喜さんのデラックス8は#×258だ!
さてようやく張り替えたところ。
分かりますでしょうか?8弦が極太な事が!
こちらからも!
さて今回張ってみたのは「SIT STRINGS BEC6TH」の組み合わせです。
これはペダルスティール用の弦です。
ちょっと太さをご紹介
1弦から017-014-018-022-024-030-036-042-054-068
このままだとノンペダルにははちゃめちゃなので
私は018-022-024-030-036-042-068だけ使い
1弦には私物の015物を使いました。
ペダル用なので少し使ってみないと分かりませんがこれ格安です(笑)
実はC13のチューニングにする時に何が大変かと言いますと8弦です。
068なんて言う弦はセットでも楽器屋ではほとんど手に入りません。
なのでバラ弦も無理でしょう。私が知っている店で東京で買えるのは
御茶ノ水にあるハワイアンが強い老舗です。がしかしそれはバラ弦です。
数ヶ月前にM弟君にお願いして高いの承知で買って来てもらったのですが、
なんと1本千円以上(汗)。ま~しょっちゅう張り替える物でもないので・・・。
何か良い弦がないかずっと探してましたところやっとこの弦を見つけました。
こちらは某通販専門楽器店S.Hです。清水英樹ではありません。
なんと10本セットで850円です。送料別だけど良いですよね。
それに1弦の015が160円ぐらいなのでありがたい感じです。
安いからでしょうか?ひどい印刷!昔のFAXレベルですよこれは(笑)
C13にチューニングして少し使ってみたいと思います。
こんなトーンが何時か出せたら・・・。
Barney Isaacs Jr
by steelfriend
| 2012-11-06 23:30
| 楽器
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