2011年 08月 05日
リフォーム8 友の会 |
また1さい増えた8月であります。
そんな事はお構えなしで相変わらずリフォーム現場作業をやっています。ものすごく完成は遅れております。ま〜それが当たり前の世界なのであまり慌てず、楽しみながら過ごしております。
そんな中良い事もありました。
少し長い話になってしまいますがリフォームが決定し最初に何かお手本になる本はないかな?と書店で立ち読みした本に「あっ!これ良いな!」と思った建具がありました(室内引き戸)。
元々我が家は全部屋に部屋を仕切る為の引き戸があり、例えば8帖と6帖の部屋を仕切る為の引き戸。本を見た時点ではこの2部屋を打ち抜く予定はなかったので、今付いている引き戸より少しは現代的で(笑)少しはお洒落な物はない物かと思っていた頃でした。もちろんそれまで引き戸に興味もありませんでした。
そしてその本を見た時、ある方の(2人暮らし西荻在住ってのが少しは引かれたから見たのですが)(笑)その方のお部屋は2DK。リフォーム後1LDKにしたと言う内容。そこに興味深い引き戸が出ていたのです。その方は来客やプライベート空間を作りたい時に部屋の真ん中で仕切りが出来る様に引き戸が付いていました。
これが今まで見た事のないような引き戸でした。どうお話すれば良いかな?昔の引き戸ってのは良い物でも襖が少し良くなった程度と言いますか、襖紙の部分が木製で出来ていると言う感じなイメージでした。が、その本で見た物はアルミ枠で中枠が横に3〜4枠入り、磨りガラスや曇りガラスが入っている様な感じ。なので部屋には日光の光線が入る。これを採光タイプと言うらしい。これを知った私は我が家をリフォームする際は必ずこれを買おうと思ったと言う話で、リフォームなんてのはまだまだ先の話とこの時は思っていました。
まさか数ヶ月後リフォームの話しが決まり、いよいよあの本で見た引き戸を思い出し、探したのですがその時は見つけられませんでした。それから少し経ちユニットバスの交換をしてもらう業者を私は探していて何社か相見積をしてもらっていたので、その中のとあるリフォーム業者のお店に行きました。すると数々の建材業者のカタログが並んでいました。私はまずパナソニック電工の総合カタログを手にしました。パラパラっとめくった辺りに例の引き戸が出て来たではないか!どうやらこのメーカーだった様だ。※ちなみにこんな感じのドアです。カタログより。
が、しかし…その場で諦める事なる。2枚ドアで約50万円…んなアホな。いくらこれが定価で割引で半額だとしても25万円(笑)ま〜半額な訳がないが、どちらにせよこんな物を買うつもりもなければ買える訳もない。まず諦めた。リフォーム業者の方が「カタログ持って行って下さい」と言うのでとりあえずいただいた。
ちゃんとそのカタログを読むとこれは「引き戸」と言うのではなく「スクリーンウォール」と現代では言うらしい(笑)。部屋のパーティションに使ったり、備え付けの食器棚を作り、棚の中に照明を入れてシルエットを楽しむ為のドアにしたり、クローゼットドアにしたりする物だった。よはなんでも使えるらしい。
と言うのも既製品だが既製品ではない?(笑)全て寸法に合わせ作ってくれるセミオーダー的な物だった。なので高い訳だ。いろいろなメーカーでも同じ様な物は出ているが、決まった寸法が2種類あり、そこからチョイスすると言うヤツだった。なのでパナソニック電工の物はオーダーと変わらない内容と言った感じでした。
それにしたって1枚の値段が20万円以上するので私は諦めました。もう少し手頃なドアはないかと探すと同時に新しい言葉も覚えたので「スクリーンウォール」と検索したりしておりました。するとものすごく近所の街でガラスドアなどを企画・製作している会社を見つけました。すると少しのデザインの違いはありますが(ほぼ同じ)な、な、なな何と!1枚10万円ぐらい!で、しかも1ヶ月限定枚数分半額とある訳です。やった〜!と同時に胡散臭いな〜と言う気持ちも出てまいりました(笑)例えばおとりのホームページ?とか(笑)。こうなったらその会社へ行ってやれ!と言う事で出入りです。
するとどうでしょうかこの店構え!ちゃんとした会社でした。そして対応の良さ。社長自らいろいろとアドバイスいただけました。私はここでドアをオーダーする事にしました。最初は2枚の予定でしたがさらに1枚引き戸も追加!合計3枚!もう知らねい!この会社がものすごく丁寧で図面やらなんやら直ぐに作っていただけました。
時同じ頃バンマスのクローゼット用ドア!これまた巨大!も注文。これは大手建材メーカーの物を買いました。でもこれのおかげで本当にいろいろ覚えました。三方枠や四方枠。ノーケーシング、ケーシング付。ツバ付レール、ツバなしレールにVレール。
そして普通なら全ての建具は大工さんが寸法を測ってくれるはずなのだが「なんでも付くよ」とだけ言われる。本音は「お前本当だな?2メートルの高さに4メートルのドア付くんだな!」と言ってやりたい気もしたがこらえました。
寸法を測るだけならそんなに難しくはないが、ドアや引き戸は枠がある訳でその分をひいたり、レールの分をひいて計算しないと行けなかったり。基本昔の大工さんは合わなければ壁を造れば良いと思っている訳なので、あくまでも建具は壁の寸法に対して小さい事が前提の考えだ。この大工と付き合うにはそこまでこちらが動きをよまないといけない(笑)
一某スクリーンウォール製作会社の方はとにかく慎重だ。何度も何度も打ち合わせをして何度も図面をお越してくれる。そして大工に見せるが図面の意味と言葉が分からない…それでも言う言葉は「付くんじゃない…」とだけだ。さすがに私もこのごろ機嫌が悪くなっていた。
2枚引き戸の方は直ぐにプランは出来た。問題は1枚引き戸の方だった。以前はただの開口部分(廊下)だったので引き戸が付くのか?が問題だった。そして鉄筋コンクリートスレスレの開口なので広げる訳にはいきません。なのでかなり慎重に寸法を測りました。何度も打ち合わせしていよいよ発注しました。
まさかそんな日がくるとは…久しぶりに大工さんと打ち合わせをした時でした。「ここにクローゼット用の建具が付きます、ここに2枚引き戸が付きます、そしてここに1枚引き戸が付きます」と説明。すると「ここはドアにしよう!そうしよう!」と…。「いやいや、もう注文しちゃったので無理ですよ!」と自分。
かなりこの日は私の大工への不満が爆発してしまいました。言うまでもありませんがこの日はかなり険悪な雰囲気でした。実は良いか悪いかは分かりませんがこの日から大工は違う現在仕事があったので2週間は会う事もありませんでした。
そして私のミスもありました。注文した業者はあくまでもドアを造る会社なので、木枠は外注しなければなりませんでした。でもどうしても付けたいスクリーンウォールなので、建築プランニングで有名な某T島屋で製作していただく事にしました。ドア会社の図面が素晴らしいので、T島屋さんもあっさりと枠を製作して下さりました。ですがまたこれがお洒落な建築物ばかりプランニングしている会社なので「ここには絶対に釘を打たないで下さい!」などなどかなりの注意事項でした。住むのは俺だ!文句あんのか!と言いたい事満載の日々です。
そんなドアひとつにしてもこんな長ったらしい物語がありました。そしていよいよドアと枠がドッキング!嬉しい限りです。
大工さんが「嘘みたいにスッポリ入ったね〜清水先生すごいよ!1ミリのあまりもないよ」と途中あれだけサジ投げた大工の方が喜んでおります(笑)自分で付けたドアを見ては「お洒落だな〜お洒落だな〜」と何度も言います(笑)。なんだかそれを見てると良かったです。へんだけどこの感情…
少しベテラン大工に教わった事を皆様にも…。現在の新築の内装を造る大工さんの殆どが金槌ではなく、電動タッカー(コンプレッサーもある)と言うホチキスをデカくしたような物で壁などに釘を打っていきます。もちろんこれはスピードが早く作業が出来るのでとても便利な物です。が、やはり打つ力がすごく、多少のあそびがない為に何年後かに、反ってしまったり歪む事があるそうです。人力は捨てたものではありませんね。
そして※写真ですが我が家のフローリングの繋ぎ目です。分かりずらいですが、1枚のフローリングに対して釘を3本打っています。殆どの内装業者はこれをしないそうです。大工はこれをしないとどうなるか?を教えてくれました。「1年〜5年は良いかも知れないが、床じたいが反り上がってくるんだよ」と教えてくれました。
やはりベテラン大工はそれなりにすごいです。けど現在の内装業者より工事スピードがママチャリ並みです。なのでどちらが良いかは皆で悩みましょう。
そんな事はお構えなしで相変わらずリフォーム現場作業をやっています。ものすごく完成は遅れております。ま〜それが当たり前の世界なのであまり慌てず、楽しみながら過ごしております。
そんな中良い事もありました。
少し長い話になってしまいますがリフォームが決定し最初に何かお手本になる本はないかな?と書店で立ち読みした本に「あっ!これ良いな!」と思った建具がありました(室内引き戸)。
元々我が家は全部屋に部屋を仕切る為の引き戸があり、例えば8帖と6帖の部屋を仕切る為の引き戸。本を見た時点ではこの2部屋を打ち抜く予定はなかったので、今付いている引き戸より少しは現代的で(笑)少しはお洒落な物はない物かと思っていた頃でした。もちろんそれまで引き戸に興味もありませんでした。
そしてその本を見た時、ある方の(2人暮らし西荻在住ってのが少しは引かれたから見たのですが)(笑)その方のお部屋は2DK。リフォーム後1LDKにしたと言う内容。そこに興味深い引き戸が出ていたのです。その方は来客やプライベート空間を作りたい時に部屋の真ん中で仕切りが出来る様に引き戸が付いていました。
これが今まで見た事のないような引き戸でした。どうお話すれば良いかな?昔の引き戸ってのは良い物でも襖が少し良くなった程度と言いますか、襖紙の部分が木製で出来ていると言う感じなイメージでした。が、その本で見た物はアルミ枠で中枠が横に3〜4枠入り、磨りガラスや曇りガラスが入っている様な感じ。なので部屋には日光の光線が入る。これを採光タイプと言うらしい。これを知った私は我が家をリフォームする際は必ずこれを買おうと思ったと言う話で、リフォームなんてのはまだまだ先の話とこの時は思っていました。
まさか数ヶ月後リフォームの話しが決まり、いよいよあの本で見た引き戸を思い出し、探したのですがその時は見つけられませんでした。それから少し経ちユニットバスの交換をしてもらう業者を私は探していて何社か相見積をしてもらっていたので、その中のとあるリフォーム業者のお店に行きました。すると数々の建材業者のカタログが並んでいました。私はまずパナソニック電工の総合カタログを手にしました。パラパラっとめくった辺りに例の引き戸が出て来たではないか!どうやらこのメーカーだった様だ。※ちなみにこんな感じのドアです。カタログより。
が、しかし…その場で諦める事なる。2枚ドアで約50万円…んなアホな。いくらこれが定価で割引で半額だとしても25万円(笑)ま〜半額な訳がないが、どちらにせよこんな物を買うつもりもなければ買える訳もない。まず諦めた。リフォーム業者の方が「カタログ持って行って下さい」と言うのでとりあえずいただいた。
ちゃんとそのカタログを読むとこれは「引き戸」と言うのではなく「スクリーンウォール」と現代では言うらしい(笑)。部屋のパーティションに使ったり、備え付けの食器棚を作り、棚の中に照明を入れてシルエットを楽しむ為のドアにしたり、クローゼットドアにしたりする物だった。よはなんでも使えるらしい。
と言うのも既製品だが既製品ではない?(笑)全て寸法に合わせ作ってくれるセミオーダー的な物だった。なので高い訳だ。いろいろなメーカーでも同じ様な物は出ているが、決まった寸法が2種類あり、そこからチョイスすると言うヤツだった。なのでパナソニック電工の物はオーダーと変わらない内容と言った感じでした。
それにしたって1枚の値段が20万円以上するので私は諦めました。もう少し手頃なドアはないかと探すと同時に新しい言葉も覚えたので「スクリーンウォール」と検索したりしておりました。するとものすごく近所の街でガラスドアなどを企画・製作している会社を見つけました。すると少しのデザインの違いはありますが(ほぼ同じ)な、な、なな何と!1枚10万円ぐらい!で、しかも1ヶ月限定枚数分半額とある訳です。やった〜!と同時に胡散臭いな〜と言う気持ちも出てまいりました(笑)例えばおとりのホームページ?とか(笑)。こうなったらその会社へ行ってやれ!と言う事で出入りです。
するとどうでしょうかこの店構え!ちゃんとした会社でした。そして対応の良さ。社長自らいろいろとアドバイスいただけました。私はここでドアをオーダーする事にしました。最初は2枚の予定でしたがさらに1枚引き戸も追加!合計3枚!もう知らねい!この会社がものすごく丁寧で図面やらなんやら直ぐに作っていただけました。
時同じ頃バンマスのクローゼット用ドア!これまた巨大!も注文。これは大手建材メーカーの物を買いました。でもこれのおかげで本当にいろいろ覚えました。三方枠や四方枠。ノーケーシング、ケーシング付。ツバ付レール、ツバなしレールにVレール。
そして普通なら全ての建具は大工さんが寸法を測ってくれるはずなのだが「なんでも付くよ」とだけ言われる。本音は「お前本当だな?2メートルの高さに4メートルのドア付くんだな!」と言ってやりたい気もしたがこらえました。
寸法を測るだけならそんなに難しくはないが、ドアや引き戸は枠がある訳でその分をひいたり、レールの分をひいて計算しないと行けなかったり。基本昔の大工さんは合わなければ壁を造れば良いと思っている訳なので、あくまでも建具は壁の寸法に対して小さい事が前提の考えだ。この大工と付き合うにはそこまでこちらが動きをよまないといけない(笑)
一某スクリーンウォール製作会社の方はとにかく慎重だ。何度も何度も打ち合わせをして何度も図面をお越してくれる。そして大工に見せるが図面の意味と言葉が分からない…それでも言う言葉は「付くんじゃない…」とだけだ。さすがに私もこのごろ機嫌が悪くなっていた。
2枚引き戸の方は直ぐにプランは出来た。問題は1枚引き戸の方だった。以前はただの開口部分(廊下)だったので引き戸が付くのか?が問題だった。そして鉄筋コンクリートスレスレの開口なので広げる訳にはいきません。なのでかなり慎重に寸法を測りました。何度も打ち合わせしていよいよ発注しました。
まさかそんな日がくるとは…久しぶりに大工さんと打ち合わせをした時でした。「ここにクローゼット用の建具が付きます、ここに2枚引き戸が付きます、そしてここに1枚引き戸が付きます」と説明。すると「ここはドアにしよう!そうしよう!」と…。「いやいや、もう注文しちゃったので無理ですよ!」と自分。
かなりこの日は私の大工への不満が爆発してしまいました。言うまでもありませんがこの日はかなり険悪な雰囲気でした。実は良いか悪いかは分かりませんがこの日から大工は違う現在仕事があったので2週間は会う事もありませんでした。
そして私のミスもありました。注文した業者はあくまでもドアを造る会社なので、木枠は外注しなければなりませんでした。でもどうしても付けたいスクリーンウォールなので、建築プランニングで有名な某T島屋で製作していただく事にしました。ドア会社の図面が素晴らしいので、T島屋さんもあっさりと枠を製作して下さりました。ですがまたこれがお洒落な建築物ばかりプランニングしている会社なので「ここには絶対に釘を打たないで下さい!」などなどかなりの注意事項でした。住むのは俺だ!文句あんのか!と言いたい事満載の日々です。
そんなドアひとつにしてもこんな長ったらしい物語がありました。そしていよいよドアと枠がドッキング!嬉しい限りです。
大工さんが「嘘みたいにスッポリ入ったね〜清水先生すごいよ!1ミリのあまりもないよ」と途中あれだけサジ投げた大工の方が喜んでおります(笑)自分で付けたドアを見ては「お洒落だな〜お洒落だな〜」と何度も言います(笑)。なんだかそれを見てると良かったです。へんだけどこの感情…
少しベテラン大工に教わった事を皆様にも…。現在の新築の内装を造る大工さんの殆どが金槌ではなく、電動タッカー(コンプレッサーもある)と言うホチキスをデカくしたような物で壁などに釘を打っていきます。もちろんこれはスピードが早く作業が出来るのでとても便利な物です。が、やはり打つ力がすごく、多少のあそびがない為に何年後かに、反ってしまったり歪む事があるそうです。人力は捨てたものではありませんね。
そして※写真ですが我が家のフローリングの繋ぎ目です。分かりずらいですが、1枚のフローリングに対して釘を3本打っています。殆どの内装業者はこれをしないそうです。大工はこれをしないとどうなるか?を教えてくれました。「1年〜5年は良いかも知れないが、床じたいが反り上がってくるんだよ」と教えてくれました。
やはりベテラン大工はそれなりにすごいです。けど現在の内装業者より工事スピードがママチャリ並みです。なのでどちらが良いかは皆で悩みましょう。
by steelfriend
| 2011-08-05 23:50
| リフォーム
|
Comments(0)